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検査値はこう見る!
2025.11.29
nonHDLが高いといわれましたがこれは何ですか?
最近、血液検査でよく見るようになった「nonHDLコレステロール」。今までは動脈硬化や虚血性心疾患のリスクでLDLコレステロールを指標としておりましたが、動脈硬化を進行させるコレステロールにはLDLコレステロールだけでなく、VLDL、IDL、カイロミクロンなども原因として考えられるようになりました。そのため、全てのコレステロール(総コレステロール)から善玉コレステロールといわれるHDLコレステロールを引いたものが動脈硬化の指標として「nonHDL」が測定されるようになりました。
nonHDL=総コレステロール-HDLコレステロール
糖尿病、肥満、中性脂肪高値の方、メタボリックシンドロームの方は要注意
多くの研究により、nonHDLコレステロールの方が、LDLコレステロールよりも心筋梗塞、脳梗塞などのリスク予測に優れていることがわかりました。特に糖尿病、肥満、中性脂肪高値の方、メタボリックシンドロームの方では有用性が高い指標とされています。
また、空腹時でなくても測定可能で信頼性が高い指標といわれています。
