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クレアチンキナーゼ(CK)は心臓や筋肉の検査?
クレアチンキナーゼ(CK)は、クレアチンホスホキナーゼ(CPK)とも言われます。これは、心臓や筋肉だけではなく、消化器、腎臓、肺、前立腺、子宮などにも含まれている酵素です。特に心臓や筋肉、脳に多く、それらが障害されることにより血中に増加します。また、クレアチンキナーゼは3種類のアイソザイムと呼ばれるタイプがあり、それを測定することにより、おおよその臓器の特定が可能です。
クレアチンキナーゼ(CK)、クレアチンホスホキナーゼ(CPK)
基準値:男性 59~248 U/L 女性:41~153 U/L ※基準値は日本臨床検査標準協議会JCCLS共用基準範囲)
一般的には、心臓や筋肉の損傷を調べる検査として用いられています。筋肉痛でも高値になるため、検査前2,3日以内に強度な運動をすると検査値で高値になる場合があります。心臓では、心筋梗塞のように心筋が障害されるようになる病気の場合には高値になります。一方、似ている病気で「狭心症」は、心筋が障害されている場合ではないのでクレアチニンキナーゼは高くなりません。
クレアチンキナーゼの3つのタイプ(アイソザイム)
クレアチンキナーゼには、3つのタイプ(アイソザイム)があります。
・CK-MB
心筋特異性が高く全クレアチンキナーゼの6%以上がCK-MBだと心筋の障害の可能性があります。
・CK-MM
骨格筋の損傷により増加するタイプです。筋肉痛や薬剤性の横紋筋融解症などで増加します。
・CK-BB
脳や中枢神経の障害や平滑筋の損傷により増加します。消化器や前立腺の炎症やがんでも増加します。
忘れてはいけない甲状腺機能低下症
クレアチンキナーゼが高値であるとき、心臓や筋肉などの炎症もない場合には、甲状腺機能低下症が考えられます。甲状腺ホルモンは代謝ホルモンとしてクレアチンキナーゼの代謝(処理する力)もコントロールしています。そのため、甲状腺ホルモンが低下する甲状腺機能低下症の場合、いつまでも血中にクレアチンキナーゼが処理されず高値になります。
甲状腺機能低下症の症状は、徐脈、やる気の低下、体重の増加、低体温、肌荒れなどが特徴です。