検査値はこう見る!
2026.9.15

「リウマチ因子(RF)」〜リウマチってどんな病気?〜

健康診断や病院の血液検査で、「リウマチ因子(RF)」という項目を目にしたことはありませんか? 「リウマチ因子が高いと言われたけど、これって関節リウマチなの?」と不安に思われる方も少なくありません。今回は、この「リウマチ」という言葉の本当の意味と、検査値の見方について分かりやすく解説します。

■ 「リウマチ」は一つの病気の名前ではありません

「リウマチ」と聞くと、多くの方は狭い意味での「関節リウマチ」を想像されると思います。しかし、本来「リウマチ性疾患」とは、関節、筋肉、骨、神経などに「痛み」や「こわばり」を伴う病気全般を指す総称(広い意味でのリウマチ)なのです。

原因によって、大きく次のように分類されます。

  • 免疫の異常によるもの: 関節リウマチ、膠原病など
  • 加齢・使いすぎによるもの: 変形性関節症、五十肩など
  • 代謝の異常によるもの: 痛風など

病院の「リウマチ科」は、関節リウマチだけを診るわけではなく、こうした関節などが痛くなる病気全般を専門的に診察してくれる診療科を指します。

■ 検査値「リウマチ因子(RF)」はどう見る?

 では、血液検査の「リウマチ因子」が陽性(基準値より高い)だった場合、どう捉えればよいのでしょうか。 実は、リウマチ因子が陽性だからといって、直ちに「関節リウマチ」であると確定するわけではありません。

  • 他の病気でも高くなる: 他の膠原病や、慢性的な感染症、肝臓の病気などでも陽性になることがあります。
  • 健康な方でも陽性になることがある 特に年齢を重ねると、健康であってもリウマチ因子が陽性になる方が一定数いらっしゃいます。
  • 陰性でも関節リウマチのケースがある 逆に、関節リウマチの症状があるのに、検査値は陰性となる方もいます。

■ あおいメディカルからのアドバイス

 「リウマチ因子」は、あくまで医師が診断を行うためのサポートとなる一つの指標です。数値が高いからといってすぐに心配しすぎる必要はありません。しかし、数値に加えて「朝起きると手がこわばる」「関節が痛む、腫れている」といった自覚症状がある場合は、放置せずに早めに医療機関(リウマチ科や整形外科など)を受診することが大切です。