2025.3.7
「貧血」と言われたら・・・~貧血=鉄不足とは限らない~
貧血の定義は、ヘモグロビン(検査表には血色素、Hb、Hgbと書かれている場合もあります)の低下です。ヘモグロビンは赤い色素で、全身に酸素を運んでくれる働きがあります。そのため、ヘモグロビンが低下すると酸素不足になり、めまい、だるさなどの症状が出てくるのです。
「貧血」と言われると、「あー、鉄分取らないと」と思う方も多いと思います。8割の方は合っています・・・。ところが残りの2割の方は鉄不足が原因ではないのです。
「私は鉄不足なの?」と思われる方。まずは次の貧血の「程度」と「タイプ」をチェックしましょう!
【貧血の程度】
ヘモグロビン(基準値 男性13.5~17.6g/dL 女性11.3~15.2g/dL)
ヘモグロビン(血色素)が10g/dLを下回ると重度、7g/dLを下回ると輸血が必要なレベルといわれます。
ヘモグロビン値(g/dL) | 程度 |
---|---|
7以上~10未満 | 重度の貧血(無症状の時もあり) |
5以上~7未満 | 輸血が必要なほど重度な貧血 |
5未満 | パニック値(生命が危険な状態) |
【貧血のタイプ】
MCV(基準値約80~100程度)※病院によって異なります。
MCVとは、赤血球の大きさを計算したものです。このMCVから貧血のタイプがわかります。
MCVが80未満のとき
鉄が不足することで起きる貧血タイプ(鉄欠乏性貧血)です。
フェリチン(鉄の体内貯金状態)や血清鉄(Fe)(ヘモグロビンなどの原料として使われる量)を測定する場合もあります。
MCVが80以上のとき
鉄不足以外の原因がある貧血タイプです。
炎症や出血など別の病気が原因で起こるタイプなので鉄を摂っても治りにくいタイプです。原因となっている病気が改善されれば治る貧血のタイプです。
【「鉄」をより吸収をよくするために】
食事から摂る鉄分や病院で処方される鉄剤をより吸収よくすためにビタミンCを一緒に摂りましょう!ビタミンCは鉄の吸収を良くしてくれるビタミンです。